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外壁塗装が膨れるのはなぜ?原因と対処法のすべて
2024年06月20日(木)
家のメンテナンスに積極的に取り組み、自宅を最適な状態に保ちたいと考えている自宅所有者の方へ。
外壁塗装の膨れは、見た目が悪いだけでなく、建物の耐久性にも影響を与える深刻な問題です。
本記事では、外壁塗装が膨れる原因を明確に解説し、それぞれの対策方法をお伝えします。
□外壁塗装の膨れはなぜ起こる? 6つの主要原因
外壁塗装の膨れは、さまざまな要因によって引き起こされます。
ここでは、主要な6つの原因について詳しく見ていきましょう。
1:水の侵入
外壁やコーキングのひび割れから雨水が侵入し、塗膜と外壁材の間に溜まることで、塗膜が内側から押し上げられ、膨れが発生します。
特に、気温が高くなると、水が水蒸気となって膨張し、より顕著に現れます。
2:乾燥不足
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りと重ね塗りを行います。
前の層が十分に乾燥していないうちに次の塗料を塗ると、塗膜内に空気が取り込まれ、膨れの原因となります。
3:付着不足
下地の補修やアンカー形成が適切に行われていないと、塗料が外壁材にしっかりと付着せず、乾燥後に塗膜が膨れやすくなります。
錆び、カビ、汚れの除去やひび割れの補修などの下地処理が重要です。
4:塗料の問題
弾性や蓄熱性の高い塗料は、熱に弱く、外気温の上昇によって柔らかくなり、膨れを生じやすい特性があります。
塗料選びには注意が必要です。
5:外壁材の問題
サイディングボードのように、表面が平滑な外壁材は、塗料との付着性が悪く、膨れが発生しやすい傾向にあります。
外壁材の種類に適した塗料の選定が求められます。
6:古い塗膜の影響
前回の塗装から長期間が経過し、古い塗膜が劣化している場合、新しい塗料との相性が悪く、膨れの原因となります。
適切な時期に塗り替えを行うことが大切です。
□外壁塗装の膨れに気づいたらどう対処する? 実用的対策と予防方法
外壁塗装の膨れに気づいたら、早めの対処が肝心です。
ここでは、応急処置の方法と予防策について解説します。
*自己修復のステップ
小さな膨れであれば、自分で応急処置を試みることも可能です。
まず、ヘラなどを使って膨れた塗膜を剥がし、外壁を入念に洗浄・乾燥させます。
その後、下塗り、中塗り、上塗りを行い、各層を十分に乾燥させることが大切です。
*専門業者への依頼
ただし、応急処置はあくまで一時的な対症療法であり、根本的な解決にはつながりません。
再発防止のためには、当社のような専門業者に依頼することをおすすめします。
特に、塗装から1年以内に膨れが発生した場合は、施工不良の可能性が高いため、保証期間内であれば無料で再塗装してもらえるケースもあります。
*原因に基づく予防策
外壁塗装の膨れを未然に防ぐには、原因に応じた適切な予防策が欠かせません。
乾燥不足を防ぐために、施工工程表を確認し、各層の乾燥時間を十分に確保しましょう。
洗浄不足を防ぐために、施工前後の写真撮影を依頼し、汚れの除去状況を確認しましょう。
塗装回数不足を防ぐために、下塗り、中塗り、上塗りのそれぞれの写真を撮影してもらうことも必要です。
低品質な塗料の使用を防ぐために、見積もり時の塗料を実際に使用しているか確認しましょう。
□まとめ
外壁塗装の膨れは、水の侵入、乾燥不足、付着不足など、さまざまな原因によって引き起こされます。
膨れに気づいたら、自己修復を試みるか、専門業者に依頼することが重要です。
また、乾燥時間の確保、入念な洗浄、適切な塗装回数、高品質な塗料の使用など、原因に基づく予防策を講じることで、外壁塗装の膨れを未然に防げます。
大切な我が家を守るために、外壁塗装のメンテナンスに積極的に取り組み、美しく健康的な住まいを維持していきましょう。
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