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屋根をふと見た時、ひび割れやコケが発生して対応に戸惑う方がいらっしゃるのではないでしょうか。
屋根の修理を放置しておくと、雨漏りにつながる場合もあるので注意が必要です。
そこで、今回は屋根材の修理が必要な劣化症状と修理方法についてご紹介します。

□カラーベスト屋根の修理が必要な劣化症状とは

カラーベスト屋根によく見られる劣化症状を知っておくことで、適切な修理方法を選択できるでしょう。

・色褪せしている・ツヤがない
カラーベストは主にセメントで作られており、その上に塗装を施していることがほとんどです。
この塗装が太陽光や雨水などにより、色褪せしていたり、ツヤがなくなったりします。
色褪せしていたり、ツヤがなくなったりすることで、屋根の見た目の悪化だけではなく、防水性が低下する危険性があるので注意が必要です。

・ひび割れや剥がれ
色褪せしていたり、ツヤがなくなったりすることでカラーベスト屋根は水分を含むようになり、膨張します。
その後、強い日差しに当たることで膨張された屋根は乾燥し、収縮します。
この膨張と収縮を繰り返すことで、ひび割れや剥がれが起きやすくなります。
ひび割れや剥がれが生じることで、屋根材の下地にも影響を及ぼし、雨漏りになるリスクがあるので、早めに対処することが大切です。

・コケやカビの発生
コケやカビの発生は、カラーベストの経年劣化によって水分を含みやすい状態になった際に見受けられる症状です。
美観だけでなく、屋根材自体が脆くなる心配があります。

□塗装工事や重ね葺き工事のような修理方法について

これらの屋根材の劣化症状に対して、適切に対応していくための修理方法について知っておきましょう。
屋根材を修理する方法は3種類あります。
どの修理方法を選ぶかはお客様の状況に合わせて選択しましょう。

＊葺き替え工事

葺き替え工事とは、既存のカラーベストを取り除き、新規のカラーベスト屋根を乗せ換える工事です。
この修理は大掛かりな工事のため、工事期間も長いことが特徴的です。
屋根材の下に敷かれている防水シートや下地の状態が悪いなど、工事を行う会社としっかり検討した上で行いましょう。

＊重ね葺き工事

重ね葺き工事とは、古い屋根材の上から新規のカラーベスト屋根を取り付ける方法です。
この方法は、古い屋根材を撤去する必要がないため、葺き替え工事に比べて工事期間が短くコストも抑えられます。
ただ、屋根材の下地が劣化している場合は重ね葺き工事は出来ないので注意が必要です。

＊塗装工事

塗装工事とは、ひび割れがある場合は補修を行った上で、塗料を3回塗る工事です。
特に、カビやコケが発生している場合に用いられる工事となっており、きちんと洗浄してから塗装を行うことで長持ちしやすくなります。
塗装工事で使われる塗料は、カビやコケの防止だけでなく、紫外線や雨にも有効です。

□まとめ

屋根の修理が必要な劣化症状と適切な修理方法についてご理解いただけたでしょうか。
屋根の下地まで影響を及ぼしている場合は、葺き替え工事がおすすめです。
また、コケやカビのように屋根の下地まで影響を及ぼしていない場合は、塗装工事を行いましょう。
どの工事を選択するか、ご自身でも判断が難しい場合は、当社では、屋根に関して知見のあるスタッフがいますのでぜひお問い合わせてみてください。