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外壁を見た際に、黒い線が並んでいる光景をご覧になったことはありませんか。
それは、「雨だれ」と呼ばれる現象で、絶対に見て見ぬふりをしてはいけません。
今回は、外壁の美観を損ねる雨だれが起こる原因と、雨だれが生じやすい場所についてご紹介します。
なお、雨だれの発生を防ぐ方法についてもご紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

□雨だれの発生原因とよく発生する場所

外壁の雨だれは経年劣化により、外壁の撥水性が低下したことが原因でよく起こります。
新築当時や塗装を施した後は、撥水性があり、雨水や雨水に含まれる埃や泥を弾くことができます。
しかし、経年劣化により外壁塗装の効果が落ち、雨水を弾くことができず、埃や泥が付着しやすい状態になります。
特に、窓サッシの周りやベランダ、バルコニー付近で雨だれがよく起こるので注意しましょう。

□外壁の雨だれを防止する方法とは？

外壁の雨だれが発生した際に、洗浄する方はほとんどいらっしゃらないでしょうか。
しかし、綺麗にしたとしても、しばらく放置するとまた雨だれが発生してしまう場合もあります。
そこで、雨だれが発生しないように未然に防止する方法についてご紹介します。

＊水切りを設置

窓サッシ付近の雨だれは、窓際に「水切り」を設置することをおすすめします。
水切りを設置することで、雨水が外壁に伝わることなく落ちていくので、窓サッシ付近の外壁の雨だれを防げます。
窓や外壁に詳しいプロの方と相談して、設置することで十分な効果が得られるでしょう。

＊雨だれが起きにくい塗料で塗装

外壁全体の雨だれを防ぐには、低汚染塗料と呼ばれる塗料で外壁塗装を行うことが最も有効です。
この塗料で塗装を行うことで、雨水に含まれる埃や泥が外壁に付着しにくくなり、住宅の美観を長期間保ち続けられます。
住宅を10年以上塗装していない場合は、一度検討してみてもいいかもしれませんね。

＊汚れが目立ちにくい色で塗装する

雨だれの目立ちにくい色で塗装することも一つの有効な手段です。
この方法で塗装をすると、コストを抑えて美観を大きく損ねずに済みます。
ただし、根本的な雨だれの解決に繋がらないことを留意しておきましょう。

□まとめ

雨だれは外壁の経年劣化により撥水性が低下することで発生します。
特に、窓サッシ付近やベランダ、バルコニーはよく雨だれが発生するので、注意が必要です。
雨だれを防ぐためには、水切りの設置や雨だれが起きにくい低汚染塗料の利用がおすすめです。