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モルタル外壁の補修方法!症状別適切な対処法
2025年08月24日(日)
美しいモルタル外壁は、住まいの風格を高める大切な要素です。
しかし、年月とともに現れるひび割れや剥がれは、建物の耐久性や美観に影響を与えかねません。
放置すると、深刻な事態を招く可能性もあるため、早期発見と適切な対処が重要です。
今回は、モルタル外壁の代表的な劣化症状とその対処法を解説します。
モルタル外壁のひび割れ補修
ヘアクラックの補修方法
ヘアクラックは、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の髪の毛のように細いひび割れです。
初期症状であり、雨水の浸入を防ぐためにシーリング材を充填するだけで十分な場合があります。
シーリング材は防水性と弾性があり、ひび割れに密着することで雨水の浸入を防ぎ、建物の動きに追従してひび割れの拡大を防ぎます。
ただし、時間の経過とともにひび割れが大きくなる可能性があるため、定期的な点検が必要です。
構造クラックの補修方法
構造クラックは、幅0.3mm以上で、深く構造部分にまで達している可能性のあるひび割れです。
雨水の浸入により、内部腐食や建物の構造に影響を与える可能性があるため、早急な補修が必要です。
まず、ひび割れ部分をグラインダーなどで削り、ほこりを除去します。
次に、プライマーを塗布し、シーリング材を充填して密着性を高めます。
シーリング材だけでは不十分な場合もあり、状況によっては、樹脂モルタルなどで充填し、成形する必要があるかもしれません。
その他のひび割れの補修方法
ヘアクラックや構造クラック以外のひび割れは、その大きさや深さ、原因によって補修方法が異なります。
ひび割れの状況を正確に把握し、適切な補修材を選択することが重要です。
例えば、爆裂と呼ばれる、モルタルが剥がれ落ちるようなひび割れは、損傷部分を完全に除去し、鉄筋のサビを処理した後、樹脂モルタルなどで補修する必要があるでしょう。
モルタル外壁の剥がれ等補修
モルタルの剥がれの原因と対策
モルタルの剥がれは、塗膜の経年劣化、下地との密着不良、雨水や湿気の影響などが原因として考えられます。
長年の紫外線や雨風による塗膜の劣化は、剥がれの大きな要因です。
また、施工時の下地処理が不十分であったり、塗料の選定が適切でなかったりすることも原因となります。
対策としては、定期的な塗装による防水性の維持、適切な下地処理、高品質な塗料の使用などが挙げられます。
外壁の変色への対処法
外壁の変色は、塗膜の劣化や汚れが主な原因です。
紫外線や雨風による塗膜の劣化によって、色が褪せたり、くすんだりすることがあります。
また、大気汚染物質や排気ガスなどが付着して変色することもあります。
対処法としては、高圧洗浄機などで汚れを落とす、再塗装を行うなどが考えられます。
再塗装を行う際には、耐久性や耐候性に優れた塗料を使用することが重要です。
カビの発生と除去方法
カビは、湿気や汚れが原因で発生します。
特に、日陰や通風の悪い場所では発生しやすい傾向があります。
カビは、外壁の美観を損なうだけでなく、建物の劣化にもつながるため、早期発見と適切な対処が必要です。
除去方法としては、高圧洗浄機やブラシなどで物理的に除去する方法、カビ取り剤を使用する方法などがあります。
カビの発生を防ぐためには、定期的な清掃や換気、防水性の維持が重要です。
チョーキングの補修方法
チョーキングは、塗膜が劣化し、表面が粉状になる現象です。
指で触ると白い粉が付着します。
これは、塗膜の防水性が低下していることを示しており、雨水の浸入による建物の劣化につながる可能性があります。
補修方法は、チョーキングしている塗膜を完全に除去し、下地処理を行った上で、再塗装を行う必要があります。
まとめ
モルタル外壁のひび割れや剥がれは、放置すると建物の耐久性や美観に悪影響を及ぼす可能性があります。
それぞれの症状の原因と適切な補修方法を理解し、早期に対処することで、住まいの価値を守り、安心して暮らせる環境を維持しましょう。
軽微な症状であればDIYで対応できる場合もありますが、大きなひび割れや広範囲の剥がれなどは専門業者への相談が不可欠です。
定期的な点検と適切なメンテナンスを心がけることが重要です。
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