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外壁塗装の匂いを理解して快適に過ごすための対策法
2024年06月12日(水)
外壁塗装を検討中の方にとって、塗装中や塗装後の匂いは大きな懸念事項のひとつではないでしょうか。
快適な住環境を求める方にとって、塗料特有の刺激臭は我慢できないものかもしれません。
この記事では、外壁塗装の匂いの原因と継続期間、そして効果的な対処法について詳しく解説します。
匂いに対する不安を解消し、安心して塗装工事に臨めるようサポートいたします。
□外壁塗装の匂いはなぜ発生するのか?
外壁塗装で使用される塗料は、主に顔料、合成樹脂、添加剤の3つの成分で構成されています。
これらを溶媒で溶かして液状にしたものが塗料となりますが、溶媒の種類により水性塗料と油性塗料に分類されます。
一般的に外壁塗装では、耐久性に優れた油性塗料が多く使われています。
*油性塗料に含まれるシンナーが匂いの主な原因
油性塗料の溶媒として使用されているのが、揮発性の高いシンナーです。
このシンナーが塗装中や塗装直後に揮発することで、特有の刺激臭を放ちます。
長時間シンナー臭を吸引し続けると、吐き気や目眩、頭痛などの健康被害を引き起こす可能性があるため、取り扱いには細心の注意が必要です。
*塗装工程と匂いの関係
外壁塗装は通常、下塗り、中塗り、上塗りの3段階に分かれて行われます。
このうち、下塗りに使用される塗料は匂いが比較的マイルドなものが多いのですが、中塗りと上塗りには匂いの強い油性塗料が使われることが一般的です。
そのため、中塗りと上塗りの工程で匂いが最も強くなると言えるでしょう。
*外壁塗装の臭いが続く期間
一般的な家屋の場合、中塗りと上塗りにはそれぞれ1日程度を要し、塗料の乾燥にさらに1日かかるのが通例です。
つまり、外壁塗装の匂いは施工から約3日間続くと考えてよいでしょう。
ただし、塗装面積が広い場合や気象条件によっては、匂いが気になる期間がさらに長引く可能性があります。
□外壁塗装の匂いを軽減する効果的な対策
外壁塗装の匂いに悩まされることなく、快適に過ごすためには適切な対策が欠かせません。
ここでは、匂いを軽減するための4つの効果的な方法を紹介します。
1:水性塗料を選択する
油性塗料の代わりに、匂いの少ない水性塗料を使用するのも一案です。
水性塗料は主成分が水であるため、環境や人体への影響が少なく安全性が高いのが特徴です。
ただし、鉄部への塗布ができない、低温時の性能が発揮しにくいなどのデメリットもあるため、施工業者と相談の上、適材適所で使い分けましょう。
2:マスクを着用する
塗装中の匂いを直接吸い込まないよう、マスクを着用するのも効果的です。
ただし、一般的な布マスクでは塗料の匂いを十分にカットできないため、防毒マスクや活性炭入りのマスクを使用することをおすすめします。
3:こまめな換気を心がける
施工中や施工直後は、扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を循環させ、匂いを外に追い出すようにしましょう。
ただし、換気扇は逆に匂いを室内に取り込んでしまう恐れがあるため、使用は控えめにしてください。
4:塗装期間中は外出する
匂いへの不安が大きい場合は、塗装期間中は自宅を離れて過ごすのもひとつの選択肢です。
工事中は足場やシートが設置され、窓を開けての換気がしづらくなります。
マスク着用でも匂いを完全に遮断することは難しいため、外出が最も確実な対処法と言えるでしょう。
□まとめ
外壁塗装の匂いは、主に油性塗料に含まれるシンナーに由来し、中塗りと上塗りの工程で最も強くなります。
匂いは通常3日ほど続きますが、塗装面積や気象条件次第ではさらに長引く可能性もあります。
匂いへの対策としては、水性塗料の選択、マスクの着用、こまめな換気、外出が効果的です。
匂いの問題で外壁塗装をためらっている方も、適切な対処法を講じることで安心して施工に臨めるはずです。
快適な住まいを手に入れるために、ぜひ参考にしてみてください。
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