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シーリングとコーキングの違いについてご紹介します!

シーリングとコーキングは、建物の性能向上や快適性の確保に重要な役割を果たすため、外壁や屋根の補修を考えている方の中には、考慮に入れている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、シーリングとコーキングの違いと、シーリング・コーキングでできることについてご紹介します。

□シーリングとコーキングの違いについて

日本工業規格(JIS)によると、シーリング材は、建物の接合部や隙間を密封するための材料であり、主に柔軟性を持つシリコンやポリウレタンなどが使用されます。
一方、油性コーキング材はシーリング材料の一種であり、主に耐久性や防水性を重視して硬質な材料が使用されると定義づけられています。
しかし、現在では、油性コーキング材はほとんど使用されなくなり、シーリングもコーキングも同じ意味で使用されるようになりました。
つまり、シーリングとコーキングの違いは無く、同じ材料を指します。

□シーリング・コーキングでできること

1.防水性の向上
シーリングやコーキングは、接合部や隙間に水の浸入を防ぐために使用されます。
屋外や水回りの設備など、水の影響を受けやすい箇所に頻繁に適用されます。

2.気密性の向上
シーリングやコーキングは、建物内外の空気の流れを制御し、断熱性や冷暖房効果の向上に役立ちます。
窓枠やドアの隙間など、気密性が求められる箇所に使用されます。

3.防塵性の向上
シーリングやコーキングは、建物内に埃や微粒子の侵入を防ぐためにも使用されます。
外部からのダストや汚れが建物内部に入り込むのを防ぎ、清潔な環境を保つことができます。

4.音の遮断効果
シーリングやコーキングは、建物内外の音の漏れを軽減する効果もあります。
特に、共用部や静かな環境が求められる場所で使用されます。

5.隙間のクッション材の役割
サイディングやALCの外壁の場合、外壁材のボードの間にコーキング・シーリングを入れることが多々あります。
これは、シーリング・コーキングは、地震などにより揺れが起こったとしても、外壁材同士がぶつかって簡単に割れないようなクッション材の役割があるからです。

□まとめ

現在では、シーリングとコーキングの違いは無く、同じものを指す言葉として使われています。
また、シーリングとコーキングは、耐久性や防水性の高い接合部や隙間を形成するため、防水性の向上や気密性の向上、防塵性の向上など、建築や工業分野でさまざまな役割を果たしています。
本記事が外壁や屋根を補修する際にシーリングとコーキングを考慮に入れる参考になれば幸いです。

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