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軒天とは?役割・材質・劣化症状を解説!劣化状態別の緊急度も
2024年12月02日(月)
マイホームを長く快適に住み続けたいあなたへ。
「軒天」という言葉を聞いたことはありますか。 屋根と外壁の間に隠れている、意外と重要な部分なんです。
この記事では、軒天の役割、材質、劣化症状、そして修理方法について詳しく解説していきます。
軒天の基礎知識
軒天は、屋根の軒先に設けられた天井部分のことです。
外壁から突き出した屋根の下側を「軒」と呼び、その天井部分を「軒天」と呼ぶのです。
軒天は、見た目だけでなく、住まいの安全を守る重要な役割を担っています。
軒天の役割
軒天は、主に以下の3つの役割を担っています。
1: 建物の美観を整える
軒天がないと、屋根裏の構造材が丸見えになってしまい、見た目が悪くなってしまいます。
軒天は、屋根裏を隠すことで、建物の美観を向上させる役割を果たしています。
2: 火事の延焼を防ぐ
軒天は、火災時に燃え広がるのを防ぐ役割も担っています。
火災は、下から上に燃え広がることが多いため、軒天がないと屋根裏まで一気に火が燃え移り、家が全焼してしまう可能性もあります。
軒天は、一定以上の防火性能を備えており、火災の延焼を防ぐ役割を果たしています。
3: 屋根裏換気
軒天には、屋根裏の換気を助ける役割もあります。
屋根裏は、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。
軒天に換気口を設けることで、屋根裏の空気を循環させ、湿気を排出することができます。
軒天の材質
軒天の材質は、主に「不燃系」と「材木系」の2種類があります。
近年では、防火性能の観点から、不燃系の軒天が主流となっています。
1: 不燃系
・ケイカル板(ケイ酸カルシウム板):ケイ藻土や水酸化カルシウムなどを固めたボード状の素材です。
・エクセルボード(スラグ石膏板):石膏とスラグを混ぜて固めた素材です。
・金属製:アルミやガルバリウム鋼板などがあります。
2: 材木系
・木板:杉板や桧板などがあります。
・ベニヤ合板:木材を薄くスライスして重ねて作った合板です。
軒天の劣化症状
軒天は、紫外線や雨風などの影響で、徐々に劣化していきます。
軒天の劣化症状は、以下の5段階に分けられます。
1: 軽度
・表面に細かいひび割れや色あせが見られる
・汚れが目立つ
・チョーキング現象(指で触ると粉が付く)
2: 中度
・ひび割れが大きくなっている
・塗装が剥がれている部分がある
・木材が腐り始めている
3: 重度
・軒天の一部が剥がれている
・木材が腐食し、穴が開いている
・雨漏りが発生している
4: 緊急
・軒天が大きく破損している
・雨漏りが激しく、家の中に水が浸入している
・軒天が崩落する危険性がある
5: 危険
・軒天が完全に崩落している
・屋根裏に雨水が大量に侵入している
・家屋全体に悪影響が出ている
まとめ
軒天の劣化症状は、放置すると家全体に悪影響を及ぼす可能性がありますが、 早めに対処することで、大きな被害を防ぐことができます。 お住まいに不安がある方は是非一度当社までご相談ください。
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