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パミール屋根は塗装できない?その理由とメンテナンス方法を解説
2024年09月28日(土)
ご自宅の屋根がパミール屋根の方は、屋根塗装が最適な選択だとは限りません。
そろそろ屋根の塗装を検討しているけど、実は「パミール屋根は塗装できない」というのをご存じでしたでしょうか。
今回はパミール屋根が塗装できない理由とメンテナンス方法を解説します。
□パミール屋根はなぜ塗装できないのか?
パミール屋根は、1996年から2008年にかけて製造されたスレート製の屋根材です。
当時はアスベストの代替素材として注目されましたが、残念ながら、製造過程や素材の品質に問題があり、経年劣化によって層状に剥がれてしまうという欠陥を抱えています。
そのため、塗装しても剥がれてしまい、メンテナンス効果が期待できません。
せっかく塗装しても、すぐに剥がれてしまうため、お金の無駄になってしまいます。
□パミール屋根の適切なメンテナンス方法
パミール屋根の適切なメンテナンス方法は、塗装ではなく「カバー工法」か「葺き替え工事」のどちらかになります。
*カバー工法
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねていく方法です。
パミール屋根の劣化状況によっては、最も費用対効果の高い選択肢となります。
・メリット
既存の屋根を撤去する必要がないため、工期が短く、費用を抑えられます。
新しい屋根材の種類やデザインを選ぶことで、家の外観をガラリと変えられます。
・デメリット
雨漏りが発生している場合や、屋根の下地が腐っている場合は、カバー工法は適切ではありません。
既存の屋根材の重さに加えて新しい屋根材の重量も加わるため、屋根の強度が心配な場合は、葺き替え工事の方が安心です。
*葺き替え工事
葺き替え工事は、既存の屋根を完全に撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。
カバー工法よりも費用は高くなりますが、屋根の強度や耐久性を大幅に向上させることができます。
・メリット
屋根の強度や耐久性を向上させることができます。
雨漏りや屋根の下地の劣化を解消できます。
新しい屋根材の種類やデザインを自由に選ぶことができます。
・デメリット
カバー工法よりも費用が高くなります。
工期が長くなります。
既存の屋根材の処分費用が発生します。
□まとめ
パミール屋根は、塗装しても剥がれてしまうため、適切なメンテナンス方法ではありません。
カバー工法や葺き替え工事など、適切な方法を選択することで、安心安全な住まいを守ることができます。
今回の記事が、パミール屋根の適切なメンテナンス方法について参考になれば幸いです。
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