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コロニアル屋根の寿命はどれくらい?屋根工事を検討すべき劣化サイン
2024年09月12日(木)
築年数が経ち、そろそろ屋根のメンテナンス時期が気になる、家の寿命を長く保ちたいと思っている家主さん、こんにちは。
屋根材には種類があり、それぞれの屋根材によって寿命が異なります。
そこで、この記事では、コロニアル屋根の寿命や劣化症状について解説します。
□コロニアル屋根の寿命とメンテナンス計画
コロニアル屋根の耐用年数は25~30年と言われています。
一般的なメンテナンス計画としては、10年目、20年目に塗装を行い、30年目に屋根全体の改修(葺き替えまたはカバー工法)を行うのが一般的です。
しかし、これはあくまでも目安であり、実際の寿命は、屋根の素材や施工方法、メンテナンス状況、気候条件などによって大きく異なります。
具体的な例として、コロニアル屋根は、野地合板の上に防水シート(ルーフィング)を設置し、その上に直接くぎでコロニアルを留め付けています。
そのため、1枚あたり4本のくぎで防水シートに穴を開けて留め付けているため、1棟あたり約2,400ヶ所の穴が開きます。
この防水シートの寿命は30年程度なので、コロニアル屋根も同様の寿命となります。
また、初期のコロニアル屋根には、スレート自体に30年を持たずに、ヒビ割れやはく離などで寿命を迎えるものも存在しました。
代表的な商品として、パミール(ニチハ製)、ナチュール(大建工業製)、コロニアルNEO、スぺリアルNEO、セイバリーNEO、グリシェイドNEO(クボタ製)、レサス(松下電工製)などがあります。
これらの商品は、すでに廃盤となっているため、現在では入手できません。
コロニアル屋根の寿命を長く保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
特に、10年目、20年目には、塗装を行うことで、屋根の防水性を回復し、劣化を抑制することができます。
30年目には、屋根全体の改修を検討する必要があるでしょう。
□放置すると寿命が縮む?コロニアル屋根の劣化について
コロニアル屋根は、紫外線や雨風、台風などの影響を受けやすく、色褪せ、カビやコケの発生、ひび割れ、棟板金の浮きや釘抜けなどの劣化が起こります。
1: 色褪せ
色褪せは紫外線による塗膜の劣化が原因です。
美観を損なうだけでなく、屋根材の防水性を低下させる原因となります。
2: カビやコケ
カビやコケは、湿気や汚れが原因で発生します。
屋根材の防水性を低下させるだけでなく、建物の腐朽を招く可能性もあります。
3: ひび割れ
ひび割れは、温度変化や衝撃による屋根材の劣化が原因です。
防水性を低下させるだけでなく、雨漏りの原因となります。
4: 棟板金の浮きや釘抜け
棟板金の浮きや釘抜け風雨や経年劣化による固定力の低下が原因です。
雨漏りの原因となるだけでなく、屋根材の脱落につながる可能性もあります。
これらの劣化症状は、放置すると雨漏りや屋根材の寿命短縮につながります。
そのため、早期発見・早期対策が重要となります。
□まとめ
この記事では、コロニアル屋根の寿命と劣化症状について解説しました。
コロニアル屋根は、適切なメンテナンスを行うことで、30年以上も使用できる耐久性のある屋根材です。
しかし、放置すると劣化が進行し、雨漏りや寿命短縮につながるため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
コロニアル屋根の寿命を長く保つためには、10年目、20年目に塗装を行い、30年目には屋根全体の改修を検討することが重要です。
また、劣化症状に気づいたら、早急に屋根修理を依頼しましょう。
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