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色褪せやチョーキング、サイディングの反りなど、外壁材には年月が経過すると様々な劣化症状が現れます。
その中でもサイディングの反りは特に危険な症状であり、放置しておくと大きな被害へと繋がる可能性が高くなります。

今回は、そんなサイディングの反りに関して、その原因と補修方法について解説します。

□サイディングの反りが起こる原因とは？

＊サイディングの反りが起こる原因

サイディングの反りが起こる原因は、サイディングの表面の防水効果が切れることです。

サイディングは水を含むと膨張する性質を持っています。
そのため、表面の防水効果が薄れると徐々に水を含んできてサイディングが膨張し、剥がれを起こします。

また、サイディングの剥がれも同じ流れで発生するもので、より危険性が高い状態となっています。

＊サイディングの反りはなぜ危険か

サイディングの反りが危険な理由として、以下の2点が挙げられます。

・住宅に水が侵入するから

サイディングの反りを放置すると、反りが起こった箇所から住宅に無図が侵入してしまいます。
その結果、雨漏りを起こしたり、木造部分を腐らしてしまったりと様々な悪影響へと発展してしまいます。

・元に戻せないから

サイディングは一旦反ると元には戻せません。
そのため、大きく反る前に早めに防水塗装を施して対処することをおすすめします。
また、劣化症状が激しい場合は貼り替えを検討しましょう。

□サイディングの反りの補修方法

最新具の補修方法は反りの程度によって異なります。

・反りが軽度の場合

軽度の場合、補修方法はビスやクギなどによるサイディングの固定となります。
しかし、こちらの補修方法はあくまで一時的なものであり、また外壁の見た目も悪くなってしまいます。
いずれ張り替えなどの大きな工事を行わなければいけないことを把握しておきましょう。

・反りが重度の場合

重度の場合、サイディングの部分張り替え、または全面張り替えを行います。
部分張り替えに関しては、現状のサイディング材と同じものがあればそちらで補修しますが、在庫が残っていない場合は似たデザインのもので補修することになります。

□まとめ

今回は、サイディングの反りが起こる原因と補修方法について解説しました。
サイディングの反りは防水機能の低下が原因であるため、早めの処置が重要となります。
また、補修方法は反りの程度によって異なりますが、いずれ全面張り替えが必要となることを覚えておきましょう。